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会報HP版

会報HP版

にじ396号
2025-04-04

     ホームページをリニューアル & メールアドレス変更しました

 4月1日からホームページをリニューアルし、メールアドレスも変更しました。
 これまでのシステムは、セキュリティー上の脆弱性が心配されましたので、このたび新たなシステムを構築し直し、セキュリティー対策を強化しました。また、これに伴いメールアドレスも変更になりました。旧アドレスは4月末日までは使用できますが、できるだけ早く変更をお願いいたします。

 新ホームページ  https://www.nponiji.jp
 新メールアドレス niji@nponiji.jp

 最後の部分が「.com」から「.jp」に変更になりましたので、ご注意ください。
 新しいホームページもぜひご確認ください。

     ウォーキングボランティア講習会

 一般の市民の方に向けたにじの会主催の講習会です。だれでも安心・安全に外出できるよう気軽にガイドできる方を増やしたいという思いから、20年余り継続して実施しています。また、にじの会が行うウォーキングをともに楽しむボランティア養成も目的としています。
 期日 5月14・21日(水) 13:30~15:30
    28日(水)10:00~12:00
  毎週水曜日、全3回
 会場 福島視覚情報サポートセンターにじ
定員 15名 受講料 無料
最終日には、ウォーキングに参加して実技を行います。クラブ員のみなさんにボランティアをしていただきます。よろしくお願いいたします。
 にじの会ボランティアで未受講の方も対象ですので、ぜひ1度は受講しましょう。

※ お花見ウォーキングにも多くの方のご参加をお待ちしています。4月9日(水)10時30分サポートセンターにじ集合、12時解散です。参加の方は事務局にお申し込みください。

      短歌・俳句・川柳

           丹治恵子さん(福島市)
春風に一歩押されて一人旅

薄井セツ子さん(福島市)
離婚するチャンス逃してまだ夫婦

           矢島秀子さん(南相馬市)
水面には白鳥の群あちこちに
      北へ帰る日じっと待ってる

           清野隆一さん(郡山市)
祖父握る残り釜飯塩むすび
      おやつ代わりの腹ペコTIME

           穴澤勲さん(会津若松市)
血圧に一喜一憂悩み抜き
      薬の管理何処までやれる

           小板橋順二さん(猪苗代町)
連日の白い悪魔の猛攻に
      玄関破られ無惨敗北

           三浦寛さん(国見町)
大根が畑の隅に取り忘れ
      抜かずにゆっくり花をまつ

           佐藤カツさん(福島市)
ほら見てと五羽の白鳥水面を
      羽すれすれに舞い上がりゆく

     貸出パソコンの点検を行います

 点訳ボランティア会員で、会から点訳用のパソコンを借用している方は、4月中に必ず事務所にパソコンを持参してください。点字編集システムBESXのバージョンアップ状態の確認などを行います。今年度以降、点字編集システム7が終了し、「8」に移行することになります。その前にパソコンの状態を確認する必要があります。ただし、7・14・21・28(月)、9(水)、19(土)は対応できません。ご注意ください。

     おしらせ
●会報のテープ版は、9月号をもって終了いたします。現在テープ版をご利用の方にも10月号からはCD版をお送りします。会報は音楽CDですので、プレクストークをお持ちでない方も、音楽用の一般のCDラジカセでお聞きになれます。ご協力をお願いいたします。

     今月のイチオシ!図書

 第172回 芥川賞・直木賞の受賞作が発表されました。芥川賞は、安堂ホセさん『DTOPIA(デートピア)』と鈴木結生(ゆうい)さん『ゲーテはすべてを言った』のダブル受賞、直木賞は、伊与原新さん『藍を継ぐ海』です。
 鈴木結生さんは、郡山市生まれ、小学5年まで郡山市で過ごした福島県に縁のある作家です。23歳の若さで2作目が受賞作となりました。
 今回の受賞3作品はいずれも、サピエでは完成登録されていませんが着手されていますので、完成を楽しみにお待ちください。今回は受賞作の内容と、安堂ホセさん、伊与原新さんの完成登録作品をご紹介します。
「ゲーテはすべてを言った」鈴木結生著:高名なゲーテ学者、博把(ひろば)統一(とういち)は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。ティーバッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが・・・。一つの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何かという深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。若き才能が描き出す、アカデミック冒険譚!
「DTOPIA(デートピア)」安堂ホセ著:舞台は南太平洋の楽園、ボラ・ボラ島。白人女性ミスユニバースを巡って10人の男が競う。Mr.L.A、Mr.ロンドン、そしてMr.東京・・・やがてショーの視聴者たちは「自分だけのデートピア」を編集し始め、楽園の時間は膨張する。
「藍を継ぐ海」伊与原新著:数百年先に帰ってくるかもしれない、この浜辺に、なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。
「ジャクソンひとり」安堂ホセ著:着ていたTシャツに隠されたQRコードから男が磔にされた動画が流出し、職場で嫌疑をかけられたジャクソン。仕方なく独自の調査を始めると、動画の男は自分だと主張する3人の男に出会い…。
「迷彩色の男」安堂ホセ著:男性限定クルージングスポットで26歳の男が血まみれで発見される。容疑者候補はあの夜、あの建物、あの扉から逃げた男たち全員であるはずだった。事件の背後に浮かびあがる「迷彩色の男」を描く。
「青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏」伊与原新著:東京から深沢が転校してきてから、壮多は怪我をし、幼馴染みの七夏は突然姿を消した。そんな中、壮多は深沢と先輩の3人で宮沢賢治ゆかりの地を巡る自転車旅に出る。「青」のきらめきを一瞬の夏に描く。
「オオルリ流星群」伊与原新著:山際彗子が故郷に帰ってきた。太陽系の果ての星を探すため手作りで天文台を建てるというのだ。彗子に協力することとなった種村久志ら旧友たちは、28年前の青春の日々に思いを馳せるが、高校最後の夏の真実が明らかになり…。
「宙わたる教室」伊与原新著:東京・新宿にある都立高校の定時制に集った、さまざまな事情を抱えた生徒たち。彼らは「科学部」を結成し、「火星のクレーター」を再現する実験を始め…。
「月まで三キロ」伊与原新著:「月は1年に3.8センチずつ、地球から離れていってるんですよ」死に場所を探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う-。折れそうな心に寄り添う、全6話を収録。
「八月の銀の雪」伊与原新著:耳を澄ませていよう。地球の奥底で、大切な何かが静かに降り積もる音に。不愛想で手際が悪い、コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生・堀川に見せた真の姿とは(「八月の銀の雪」)。会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会う。その父親が太平洋戦争に従軍した気象技術者だったことを知り(「十万年の西風」)。科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。

    点字図書差し上げます

 前号に続き、先着順で差し上げます。すべてひもとじです。カッコ内は巻数。今年度は今号で終了です。
1.銀河鉄道の夜(4)
2.この鼓動が止まったとしても、君を泣かせてみた かった(5)
3.つぎはぐ、さんかく(4)
4.永遠の庭で、終わらない恋をする(3)
5.水底のスピカ(6)
6.今夜、ぬか漬けスナックで(4)
7.あした死んでもいい片づけ実践!(2)
8.きみが明日、この世界から消える前に(3)
9.きみが明日、この世界から消えた後に(3)
10.君がくれた青空に、この声を届けたい(4)
11.古文を楽しく読むために(4)
12.心の旅路(4)
13.精霊の木(3)
14.そうだったのか!ニッポン語ふかぼり読本(2)
15.〈わたし〉を生きる 女たちの肖像(4)

     サピエ図書館コーナー

2/1~2/28にホストアップの点訳・音訳書より抜粋
◇◇点訳◇◇
1.「あのころの僕は」小池水音著 全2巻
2.「縁 或る武家のものがたり 仙台藩・無名武士の 二百八十年」伊藤真康著 全3巻
3.「詐欺師の誤算」笹倉明著 全4巻
4.「のち更に咲く」澤田瞳子著 全6巻
5.「散歩が楽しくなる身近な草花のふしぎ」稲垣栄洋著 全2巻
6.「自宅でつくる本格中華レシピ 四川料理のスゴい人」人長良次著 全2巻
7.「執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣」 新井直之著 全3巻
8.「備え力がつく! 天気予報の見方聴き方」伊藤みゆき著 全4巻
9.「その旅お供します 日本の名所で謎めぐり」綾見洋介著 全5巻
10.「団塊世代の孫育てのススメ」宮本まき子著 全3巻
11.「東洋医学を極めた!漢方の名医9人」現代書林 特別取材班編著 全3巻
12.「花のことば辞典」宇田川真人編著 全6巻
13.「ほめことば練習帳」山下景子著 全2巻
14.「山本周五郎人情ものがたり 市井篇」山本周五郎著 全6巻

  ◇◇音訳◇◇
1.「いつものラジオ リスナーに聞いた16の話」 村上謙三久著 11時間23分
2.「エイ・エイ・オー! ぼくが足軽だった夏」佐々木ひとみ著 3時間48分
3.「おだやかな人だけがたどり着く場所」枡野俊明著 3時間49分
4.「虚の伽藍」月村了衛著 12時間14分
5.「京都ものがたりの道」彬子女王著 3時間23分
6.「地球を滅ぼす炭酸飲料」ホープ・ヤーレン著 8時間30分
7.「イクサガミ 人」今村翔吾著 12時間32分
8.「夜刑事」大沢在昌著 7時間19分
9.「世界のすべて」畑野智美著 8時間28分
10.「剣の約束 はぐれ武士松永九郎兵衛2」小杉健治著 5時間18分
11.「罪名、一万年愛す」吉田修一著 7時間
12.「根津や孝助一代記」江上剛著 7時間38分
13.「不屈の記者」本城雅人著 13時間41分
14.「ガザ日記 ジェノサイトの記録」アーティブ・アブー・サイク著 17時間8分
15.「あしたはきっと大丈夫」高尾美穂著 3時間18分
16.「青い絵本」桜木紫乃著 3時間41分
17.「今ひとたびの、和泉式部」諸田玲子著 10時間58分
18.「落としの左平次」松下隆一著 7時間20分
19.「食べて、100歳 サプリメントより滋養食」 永山久夫著 4時間22分
20.「ChatGPTの全貌」岡嶋裕史著 7時間43分
21.「目利の利目」中島誠之助著 7時間52分
22.「私は殺される」結城信孝編 8時間44分

       てんやく情報
「上機嫌の習慣 自律神経の名医がおすすめする」小林弘幸著 全2巻(242頁)・・・自律神経は、心臓や肺、腸などの働きと密接に関係している神経で、まさに命そのものです。自律神経が乱れると、体だけでなく心にも不調が出てきます。そんな自分に気付いたら、本書で紹介している「朝、一杯の水を飲む」「机の引き出しを片付ける」「階段を使う」というような、小さなことから始めて、少しずつ自分の機嫌やコンディションを上げていきましょう。この本には自分の機嫌をよくするためのヒント、習慣が73個詰まっています。どこから読んでもどこから試しても大丈夫です。気に入ったところから始めてみてください。
「明るい夜」チェ・ウニョン著 全6巻(704頁)・・・結婚生活に終止符を打ち、ソウルでの暮らしを清算した私は、9歳の夏休みに祖母と楽しい日々を過ごした思い出の地ヒリョンに向かう。絶縁状態にあった祖母と22年ぶりに思いがけなく再会を果たすと、それまでに知ることのなかった家族の歴史が明らかになる。家父長制に翻弄されながらも植民地支配や戦争という動乱の時代を生き抜いた曾祖母や祖母、そして母、私へとつながる温かく強靭な女性たちの100年の物語。
「願いを叶える雑貨店黄昏堂3 時空時計」桐谷直著 全2巻(304頁)・・・あらゆる望みを叶える「不思議な雑貨」を売る店、黄昏堂。「記憶」を対価として支払った客人たちの運命は…?
「悪魔の思考ゲーム1 入れ替わったお母さん」大塩哲史著 全2巻(212頁)・・・平凡な中学生ミノリのもとに、ある日、見知らぬ男の子・思問が現れ、こう告げた。「君の家族は別人に入れ替わっている」。不可能を可能にする装置「マクスウェル・マシーン」をめぐり、頭脳フル回転の戦いがはじまる!
「夜と朝のあいだの旅」ラフィク・シャミ著 全8巻(1016頁)・・・ある日届いた一通の手紙、本当の自分探しの旅が始まった。あの頃の憧れを手にいれるために。
「恐怖と不安の心理学」フランク・ファランダ著 全3巻(438頁)・・・動物にとって、恐怖は危険を察知し、回避するための安全警報システムの役割を果たします。しかし、人間には不安を生み出す脅威となっています。本書は心理療法士で精神分析家の著者が、恐怖が果たす役割や、恐怖がネガティブな想像を生み出す仕組みなどを解説。著者が自身のクリニックで向き合ったさまざまな患者の実例から見えた、恐怖や不安とうまく付き合っていく方法を紹介します。生きている限り、逃れられない恐怖や不安。本書を読むことで、「恐怖」という感情の認識が大きく変わるでしょう。
「戸川幸夫動物物語」戸川幸夫著・・・全10巻シリーズ。「日本のシートン」が、動物たちへの限りない愛情をこめて綴った珠玉の物語
 1.「高安犬物語」全2巻(202頁):幻の高安犬チンと、チンをこよなく愛したマタギの吉蔵。著者が若き日に出会った誇り高き高安犬との交流を描いた表題作ほか。
 2.「土佐犬物語」全2巻(192頁):闘うために生まれ、闘うためにのみ生きることを許された土佐闘犬の激しくも哀れな一生を描く表題作ほか。
 3.「くだけた牙」全2巻(204頁):かませ犬から横綱になった闘犬の生涯を語る表題作ほか。
 4.「ノスリ物語」全2巻(196頁):野生の鷹ノスリを間近に見つめた表題作ほか。
 5.「政じいとカワウソ」全2巻(186頁):都市化の波におしまくられて、生存さえあやぶまれるカワウソの物語「政じいとカワウソ」「生きる」ほか。
 6.「荒馬物語」全2巻(210頁):乳ばなれ寸前に,交通事故で母をうしなった宮崎県の南端都井岬の野生馬を取材した「荒馬物語」ほか。
 7.「野犬物語」全2巻(214頁):次々と家畜をおそう野犬たちを描いた「野犬物語」。動物園のゴリラの調教を描いた「ゴリラ記」ほか。
 8.「ひれ王」全2巻(224頁):巧妙な手で人間と闘うマッコウクジラとそれを追いつづけた老捕手の闘いを描いた「ひれ王」ほか。
 9.「吾妻の白サル神」全2巻(218頁):吾妻山中にすむ大ザルの物語「吾妻の白サル神」ほか。
 10.「秋田犬物語」全2巻(210頁):秋田犬とともに暮した少年の日の姿を描いた「秋田犬物語」ほか。

     おんやく情報
「世にもあいまいなことばの秘密」川添愛著 時間分・・・「この先生きのこるには」「冷房を上げてください」言葉には、読み方次第で意味が変わるものが多々あり、そのせいですれ違ったり、争ったりすることがある。曖昧さの特徴を知り、言葉の不思議に迫ろう。
「百の影」ファン・ジョンウン著 時間分・・・大都会の中心に位置する築四十余年の電子機器専門ビル群。再開発による撤去の話が持ち上がり、ここで働く人たちは存在していないもののように扱われる。弱き者たちに向かう巨大な暴力。この場所を生活の基盤とするウンギョとムジェを取り巻く環境はきびしくなっていく。しかし、そんな中でも二人はささやかな喜びで、互いをあたたかく支えあう。二人が歩く先にはどんな希望が待っているのか…。

     テキストデイジー情報
「四月のミ、七月のソ」キム・ヨンス著 345ページ・・・哀しみの先にある少しの希望と未来を描く短編集 珠玉の11篇。
「ナイチンゲール」金井一薫著 251ページ・・・19世紀のイギリスで感染予防対策を訴え、換気と清潔の重要性を広めたのはナイチンゲールだった。新しい病院を設計し、看護とは何かを説き、看護師の地位を確立させるなど、数々の業績を上げた、知られざる顔を浮き彫りにする。


  <4月の活動>
 総会 19(土)13:30~
 お花見ウォーキング 9(水)10:30~
 監査 3/31(月)13:30~
 理事会 3(木)14:00~
 音訳研修会 1・15(火)13:00~
 点訳全体研修 9(水)10:00~
 点訳相談日 2・16(水)10:00~12:00 26(土) 13:00~15:00 
 点訳スキルアップ研修会 12(土)13:00~
 テキストデイジー活動日 12・26(土)10:00~
 ウォーキングボランティア定例会 23(水)12:00~
 対面音訳 1・8・15・22(火)ほか随時
 ウォーキングクラブ 23(水)10:30~
 パソコンクラブ 7・21(月)10:00~
 チャレンジクラブ 2・9・16・23・30(水)13:00~15:00
 ミュージックベルクラブ 14・28(月)10:00~12:00
 フラダンス教室 17(木)13:00~
 卓球台使用日 2・4・7・9・11・16・18・21・23・25・30 13:30~15:30


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